ホース・マネー

2016/07/27 シネ・ヌーヴォ
7/10

恥ずかしながら
ペドロ・コスタ初体験なんですよ
「ヴァンダの部屋」さえ観ておりません

今回ちょっと試しに観に行ってみるかと

まぁー 厳格なこと(笑)

画面観てるだけで圧倒されます

どうしても思い浮かべちゃうのが
「黒衣の刺客」ですねぇ
私あれ 全く好きになれないんですが
画面の凄さは今作と双璧
私的な好みだけでいうと
今作の方が私には向いてました
なんかやっぱあの侯孝賢
ものすごく違和感あったのね
身の丈に合ってないっていうか
・・・・
やめとこ
ファンの人に怒られそうだわ

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クリーピー 偽りの隣人

2016/06/23 あべのアポロシネマ
8/10

「結構な賛否真っ二つ状態ですね」

「みたいだね」

「やはり真っ先に
皆さんご指摘してらっしゃるのが
ツッコミどころでしょうか」

「うん なのかなぁ」

「原作と全然違う
とかっていう意見も多いですよ」

「だって違うんだから仕方ないよね」

「大好きなコミックの根幹を
踏みにじられたみたいな
感覚なんでしょうか」

「いっつも同じこと言ってるね
そういう人って
あなた 原作は読んでるの?」

「いいえ 全く」

「で どうだったの?
あなた的には」

「んー・・・やはり
それほど優れた作品には思えないかと」

「どういった点で?
ツッコミどころについていけない?」

「それはやっぱりまずありますよねぇ」

「じゃあさ
この作品 仮に
原作通り忠実に再現されてたら
おいおい ってなる箇所
ここまで指摘されなかったと思うのね
俺も実は小説の方読んでないんで
予測でしか喋れないんだけど
もし前川裕の書いた通りにやってたら
つまり
破綻の少ない方法を選択してたら
許せてたのかな?」

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団地

2016/06/07 シネ・リーブル梅田
5/10

棒切れを手に
空き地を意味もなさげに
行き来する少年を
ベランダからじっと見てる
ヒナ子(藤山直美)
目線カット登場で
もしかしたらこれ イケるかも
なんて思ったんですけどねぇ

続く真城(斎藤工)の登場から
徐々に雲行きが怪しくなってきて

やっぱ予告編で受けた印象
そのまんまの中身なのかぁ

と 期待するな
と 自分を戒める

しっかし
あの予告編見てるにもかかわらず
よくもまぁ
わざわざ本編見に来たな俺 と
ちょっぴりヤンチャな自分に感心する

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家族はつらいよ

2016/03/24 布施ラインシネマ
8/10

よくよく考えると オレオレ詐欺ってのは
若い奴が爺ちゃん婆ちゃんを
ダマくらかす筈 なのに
ここでは 長男の嫁である夏川結衣
爺ちゃんの橋爪功を警戒し
「どちらのオレ様ですか?」
と何度呼びかけても名乗ろうとしない相手は
ついにブチ切れ
「俺の声がわからんのか!」と
ただ晩飯がいらないという連絡だったことで
ひとまず落ち着くのだが
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ハッピーアワー

2016/02/05 第七藝術劇場
10/10

 

第1部

ケーブルカー
彼女たちは向こう(山)ではなくこっち(海)へ向いている
これから辿り着くであろう山上に背を向け
真っ暗な「トンネル」が待ち受けていることにも無頓着で
辿った短くはない道筋をじっと眺めるポジションをとる
あたかもスクリーンプロセスであるかのよう
規則正しく前進し続ける車外の風景が
いつまでも伸びるレールの上でいかがわしい揺れを伴いながら
スタジオ内で人工ライトをやんわり灯すかのように
四人の表情へ微妙な陰影を落とし
この天気がとりあえずのものでしかないことを
じわりじわりと仄かしににかかってくる

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放浪の画家 ピロスマニ

2015/12/08 シネ・リーブル梅田
7/10

ニコ・ピロスマニの作品群が
最も重要視している内の一つに挙げられるであろう
抽象化作業が全編を貫いていることで
結果的に90分足らずの長尺予告篇を完成させてしまい
未だ観れぬ本編に想いを募らせるという意味でなら
これは引き延し期限が永遠に変わりゆくかもしれぬ
壮大な焦らし行為に他ならないかもしれません

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