グランド・イリュージョン 見破られたトリック

2016/09/09 布施ラインシネマ
5/10

どうにでも転がせられる作品に
付き合う退屈さ

過去にも色々こういうのあって
その度にそれについて言及してたわけだけど
今回も御多分に洩れず
手品やハッタリ的ものが前面に出てくる性質上
見る側を煙に巻くだとか
作り手側の掌で踊らされるとか
そういう流れになるなんてことは
1万キロも前から分かりきってるわけで

じゃあなんでそんなもの見に行くのさ
と聞かれれば
マジックの華麗な手際が見てみたい
ただそれだけです
と答えるしかないし
実際その通りだし

結果 その点だけとってみるなら
それほど悪い作品だとも思えないっていう

こちらが勝手に設定してるアベレージには
一応達しているのではないか
そんな風にも思うわけです

こないだの「ゴーストバスターズ」みたく
擁護しようと思えばそれなりに可能
貶そうと思えば実に簡単に片付く

そんな作品です(笑)

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君の名は。

2016/09/06 MOVIX堺
5/10

大まかなプロット自体は悪くないと思うのね
「転校生」的入れかわりからの
テレポーテーションだけじゃ済まなかった
3年タイムスリップ

SF小説家志望者なら1度は考えてしまう
手垢のついたものだけど
見せられるこっちに不快感はない

ただ詰めが甘いもんだから
どんどんどんどん化けの皮が剥がれてって
身動き出来なくなっちゃう地点にまで
行っちゃってるのね

もう少し時間かけて
突き詰められなかったものか?

それとも そもそも
そういうことには興味がなくって
ただただ画の「正確さ」の方へ
傾いていったのか?

別にどっちでもいいんだけど
1つ間違うと
「台風のノルダ」になってたかもしれない
危険な状況ではあったよね

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ヒメアノ〜ル

2016/05/31 MOVIX堺
6/10

「どうでしたか?」

「んー とっても面白いし
よく出来てたとは思う」

「へぇー なんか
含みある物言いですね
手放しではない と?」

「だね
あなたはどうだったのよ?」

「私はかなり面白かったです
前半はかなり笑わせてもらったし
後半はすごく怖かったし
そんでもって
最後なんか泣かせてまでくれたんで」

「三拍子揃ってましたと」

「その通り
料金分モト取ったな みたいな」

「確かに
それは監督なりプロデューサーの
狙い通りだと思う」

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ハッピーアワー

2016/02/05 第七藝術劇場
10/10

 

第1部

ケーブルカー
彼女たちは向こう(山)ではなくこっち(海)へ向いている
これから辿り着くであろう山上に背を向け
真っ暗な「トンネル」が待ち受けていることにも無頓着で
辿った短くはない道筋をじっと眺めるポジションをとる
あたかもスクリーンプロセスであるかのよう
規則正しく前進し続ける車外の風景が
いつまでも伸びるレールの上でいかがわしい揺れを伴いながら
スタジオ内で人工ライトをやんわり灯すかのように
四人の表情へ微妙な陰影を落とし
この天気がとりあえずのものでしかないことを
じわりじわりと仄かしににかかってくる

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バード ピープル

2015/10/16 シネ・リーブル梅田
9/10

互いを知ることのない老若男女が
勤務先や学校へ向かうための列車内で
思い思いに動き 考え
いつもの朝を消化してゆくという冒頭から
この作品は観る者の神経を鷲掴みにかかります

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フレンチアルプスで起きたこと

 
2015/07/21 シネリーブル梅田
8/10
 
いやぁー 笑った笑った!
久々のぶっちぎりコメディでっせ皆さん!
 

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