葛城事件

2016/07/01 梅田ブルク7
4/10

テレビで
質の良さげなドラマを見てたみたい

良くも悪くも
見終わった後の感想はこんなでした

テレビだってね
バカにしたもんじゃないですよ
面白いドラマ結構あると思います
目を覆いたくなるようなものも
多いですけど

是枝裕和の映画ってそうですよね
この前の「海よりもまだ深く」にしても
過去の日本映画がどうとか言う以前に
向田邦子であるとか
まずドラマ脚本ありき
みたいなスタイルだと思うんですよ
そこから周りのスタッフさんたちが
映画的に輝かせようとする っていう

ガチガチに日本映画観てきた人の意匠では
ちょっとないかなと

雨の降らせ方とか
夜間撮影とか
やっぱどこか隠しきれない弱々しい部分が
残っちゃったりしてる

でもそれらを一旦括弧に括ってみようと
こちらの態度を改めさせてくれるのが
やはり脚本の構成力であったり
セリフの妙であったりするわけです


今回の「葛城事件」なんですが
これも私の見解では
テレビドラマ的であります

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ヒメアノ〜ル

2016/05/31 MOVIX堺
6/10

「どうでしたか?」

「んー とっても面白いし
よく出来てたとは思う」

「へぇー なんか
含みある物言いですね
手放しではない と?」

「だね
あなたはどうだったのよ?」

「私はかなり面白かったです
前半はかなり笑わせてもらったし
後半はすごく怖かったし
そんでもって
最後なんか泣かせてまでくれたんで」

「三拍子揃ってましたと」

「その通り
料金分モト取ったな みたいな」

「確かに
それは監督なりプロデューサーの
狙い通りだと思う」

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ディストラクション・ベイビーズ

2016/05/24 テアトル梅田
8/10

冒頭
港町が映し出された瞬間から
ただならぬ気配が
画面を支配してしまい
続いて将太(村上虹郎)
向こう岸に見つける
大勢に囲まれて格闘する
泰良(柳楽優弥)の姿が
絶妙の距離をとって提示された途端
思わず襟を正してしまったのは
私だけではない筈です

ずっとこの距離を保ったままの画面を
しばらくは観ていたい
というこちらの欲求などなんのその
そんなだらしない甘えなど
クソ喰らえだ とでも言うように
画面はすぐさま向こう岸へ移動し
走り来る近藤(でんでん)を迎える

この集団リンチのような画は
一体何を意味するのか?

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