君の名は。

2016/09/06 MOVIX堺
5/10

大まかなプロット自体は悪くないと思うのね
「転校生」的入れかわりからの
テレポーテーションだけじゃ済まなかった
3年タイムスリップ

SF小説家志望者なら1度は考えてしまう
手垢のついたものだけど
見せられるこっちに不快感はない

ただ詰めが甘いもんだから
どんどんどんどん化けの皮が剥がれてって
身動き出来なくなっちゃう地点にまで
行っちゃってるのね

もう少し時間かけて
突き詰められなかったものか?

それとも そもそも
そういうことには興味がなくって
ただただ画の「正確さ」の方へ
傾いていったのか?

別にどっちでもいいんだけど
1つ間違うと
「台風のノルダ」になってたかもしれない
危険な状況ではあったよね

“君の名は。” の続きを読む

ジョギング渡り鳥

2016/09/01 京都みなみ会館
9/10

3.11を経てなお まだ
「映画」と対峙する覚悟はあるか?

自身へ何度も問いかけ続けたに違いない
そのひとつの回答を観せられ
まだ正直 頭がボォーっとしている始末

なんら声高に主張しない姿勢を
性格によるものだと片付けてよいものかどうか

ただ かつて黒沢清
こんなことを言ってた気がする

作家性や才能とは性格に起因する と

だとするなら
私はまぎれもない傑作の上映に
立ち会ったのだと胸を張れる

そしてこうも言える

この映画の出現によって
今劇場でかかっているほとんどすべての作品が
跡形もなく撃沈されてしまう と

“ジョギング渡り鳥” の続きを読む

クリーピー 偽りの隣人

2016/06/23 あべのアポロシネマ
8/10

「結構な賛否真っ二つ状態ですね」

「みたいだね」

「やはり真っ先に
皆さんご指摘してらっしゃるのが
ツッコミどころでしょうか」

「うん なのかなぁ」

「原作と全然違う
とかっていう意見も多いですよ」

「だって違うんだから仕方ないよね」

「大好きなコミックの根幹を
踏みにじられたみたいな
感覚なんでしょうか」

「いっつも同じこと言ってるね
そういう人って
あなた 原作は読んでるの?」

「いいえ 全く」

「で どうだったの?
あなた的には」

「んー・・・やはり
それほど優れた作品には思えないかと」

「どういった点で?
ツッコミどころについていけない?」

「それはやっぱりまずありますよねぇ」

「じゃあさ
この作品 仮に
原作通り忠実に再現されてたら
おいおい ってなる箇所
ここまで指摘されなかったと思うのね
俺も実は小説の方読んでないんで
予測でしか喋れないんだけど
もし前川裕の書いた通りにやってたら
つまり
破綻の少ない方法を選択してたら
許せてたのかな?」

“クリーピー 偽りの隣人” の続きを読む

園子温という生きもの

2016/05/20 テアトル梅田
5/10

画面から察するに 園監督
福島の方々と良い関係を
築かれてるようで
なんだか思わずホッと
胸を撫でおろしてる自分がいました

「ヒミズ」で私が感じた
大きなお世話感はもしや
こちらの勝手な憶測に過ぎず
大きなお世話とは実は
私に向けられたものであったのかも
という気持ちになったからです

いや きっとそうに違いないですね

「ひそひそ星」
そう私に教えてくれています

申し訳ございませんでした

この場を借りてお詫びいたします

“園子温という生きもの” の続きを読む

太陽

2016/04/29 シネ・リーブル梅田
5/10

なんか
まったくしっくりこない作品
なんだよねぇ

いろいろ突っ込みどころ満載なのは
さておいて
舞台劇だったら
なんとか乗りこなせてたところが
映画だと強烈な違和感しか
発生してないみたいな

近未来サイドへ使いたいだけ
お金かけられるんだったら別よ
でもこの場合は真逆だし
だから
いかにそれらしく見せられるかが
ポイントになってくるんだけど
成功してないっていうか
そもそもそんなものに興味ねぇわ
みたいな開き直りさえ感じるのね

見てほしいとこ
そこじゃねぇから的な

“太陽” の続きを読む

グランドフィナーレ

2016/04/20 なんばパークスシネマ
6/10

90年代に観てたら
絶賛してたかもしれないなぁ と
帰り道に思ったりしました

申し分ないキャスト

スバ抜けてすごい画面の連続と
それらにつられて
繊細にならざるを得なかったかのように
奏でられる音の表現

一貫したテーマ性による
破綻しようのない展開

まぁどれもこれも
ほぼ完璧に近い形で提示してくれます

“グランドフィナーレ” の続きを読む