グランド・イリュージョン 見破られたトリック

2016/09/09 布施ラインシネマ
5/10

どうにでも転がせられる作品に
付き合う退屈さ

過去にも色々こういうのあって
その度にそれについて言及してたわけだけど
今回も御多分に洩れず
手品やハッタリ的ものが前面に出てくる性質上
見る側を煙に巻くだとか
作り手側の掌で踊らされるとか
そういう流れになるなんてことは
1万キロも前から分かりきってるわけで

じゃあなんでそんなもの見に行くのさ
と聞かれれば
マジックの華麗な手際が見てみたい
ただそれだけです
と答えるしかないし
実際その通りだし

結果 その点だけとってみるなら
それほど悪い作品だとも思えないっていう

こちらが勝手に設定してるアベレージには
一応達しているのではないか
そんな風にも思うわけです

こないだの「ゴーストバスターズ」みたく
擁護しようと思えばそれなりに可能
貶そうと思えば実に簡単に片付く

そんな作品です(笑)

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ライト/オフ

2016/09/08 シネマート心斎橋
7/10

まさかまさかの
とんでもホラーでっせ皆の衆

無茶苦茶にビビらされましたぜ

まず鑑賞環境が尋常じゃない

100席あまりある場内
完全貸切状態!

21時15分の回
チケット買ったの私だけ

こんな究極のお膳立てあるでしょうか?

最高の画質と爆音を劇場まん真ん中で
しかも内容は ホラー
これが
「貞子vs伽倻子」とか「死霊館」とか
個人的に大した怖さじゃなかったものなら
こんな大ハシャギしてません

今回のこれ 皆の衆
覚悟して参れ

ガチでくるから

正確に3度
イスからケツ浮きました
同時に声あげてます

ええ歳こいて恥ずかしいだと?

貸し切り貸し切り

他に誰もいてまへんのよこれが

もぉーサイコー!!!

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君の名は。

2016/09/06 MOVIX堺
5/10

大まかなプロット自体は悪くないと思うのね
「転校生」的入れかわりからの
テレポーテーションだけじゃ済まなかった
3年タイムスリップ

SF小説家志望者なら1度は考えてしまう
手垢のついたものだけど
見せられるこっちに不快感はない

ただ詰めが甘いもんだから
どんどんどんどん化けの皮が剥がれてって
身動き出来なくなっちゃう地点にまで
行っちゃってるのね

もう少し時間かけて
突き詰められなかったものか?

それとも そもそも
そういうことには興味がなくって
ただただ画の「正確さ」の方へ
傾いていったのか?

別にどっちでもいいんだけど
1つ間違うと
「台風のノルダ」になってたかもしれない
危険な状況ではあったよね

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ソング・オブ・ザ・シー 海のうた

2016/09/02 シネ・リーブル梅田
4/10

ごめんなさい
何をどう楽しめばいいのやら
さっぱりです(笑)

言葉が出てこない妹が可愛いんですか?

ちょっと意地悪な兄貴が
徐々に心変わりしてゆく過程が
美しいんでしょうか?

妻が海に帰ってから
おばあちゃんの言いなりになっちまった
お父さんと今の自分の境遇が似てるとでも?

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ジョギング渡り鳥

2016/09/01 京都みなみ会館
9/10

3.11を経てなお まだ
「映画」と対峙する覚悟はあるか?

自身へ何度も問いかけ続けたに違いない
そのひとつの回答を観せられ
まだ正直 頭がボォーっとしている始末

なんら声高に主張しない姿勢を
性格によるものだと片付けてよいものかどうか

ただ かつて黒沢清
こんなことを言ってた気がする

作家性や才能とは性格に起因する と

だとするなら
私はまぎれもない傑作の上映に
立ち会ったのだと胸を張れる

そしてこうも言える

この映画の出現によって
今劇場でかかっているほとんどすべての作品が
跡形もなく撃沈されてしまう と

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後妻業の女

2016/08/31 布施ラインシネマ
5/10

決して悪くなんかないんですけど
なんかねぇ
ここで言われてるお話自体が
今ひとつピンと来ないというか

結局最後まで
「この際お金なんてどうでもいいです」
って言ってのけ それを行動に移した人
誰一人いないわけじゃないですか
それはそれでいいんですよ
現実に則した真っ当な展開です

だったら
だとするなら

私の意見とすれば
大竹しのぶ豊川悦司
そんなに悪人に思えないわけです
結果的に殺人をやっちゃってるというのは
ここではとりえず横に置いときましょう

となると

自分のお仕事(お金儲け)を
プロの手口でやり遂げました
っていうある種の清々しささえ
感じるんですけど・・・

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