ロング・トレイル !

2016/08/26 シネ・リーブル梅田
4/10

好き放題羽根広げてリラックスムードで
現場で仕事してくれんのはいいけど
それ金払って観に行くの
こっちだからね

いえ レッドフォードに言ってるんですけどね

あぁでも違うか
彼を責めるのはお門違いかも

ここはやはり
そんな風に彼を野放しにしてる
演出側に責任があるのね

ベテランで超大物俳優
現場で「今のでOKだろ?」なんて
向こうから言われちゃったら
あぁそうですね としか
言えないものなのかね?

いやいや
レッドフォード自身
演出業もやってるわけだし
それどころか 初監督作
アカデミー賞だって獲ってるわけで
イージーミスなんて
見過ごすはずないと思うんだけど・・・

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グチャグチャなに言ってるのか
というとですね

序盤なんですけど
レッドフォードくん
どうにも何度か顔で演技しちゃうんですね
売れ始めたばかりのイケメンの若造が
ベテラン演出家に注意されるレベルのこと
平気でやってて
やるのはいいけど
最終的に本編に残っちゃってるっていうのは
如何なものかと

わざとなのかなぁ・・・

見ててイラッとするんですけどね

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作品は忘れちゃったけど
若い頃の悪いレッドフォード知ってるだけにね
いい意味じゃない原点回帰なのかな と

若い監督さんだから前に出にくいのかと思いきや
いやいやいやいや
もぉ60歳近いお方らしいじゃないですか
でもレッドフォードが80歳だからね
歳考えりゃよくやってる方か
なんて仏心も疼きますけど

いやでもやっぱダメなものはダメ

結果的に俳優さんに
恥かかせることになるからね

これだけだったら黙ってよって
思ってたんだけど

誰か何か言ってやれよ
っていう事態が現場で起こっちゃってます

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まず
ニック・ノルティ
レッドフォードの自宅へ訪れてるシーンね
ノルティさん リビングだかで
なにやらペチャクチャ喋ってるのね
そこへ 廊下を歩いてきたレッドフォードくん
右からフレームイン
そこで初めて
ノルティさんの話し声に気づいた顔作って
ハッとしてるんですけど
いやこれいくらなんでもダメっしょ
今どき自主映画でも
こんな稚拙なミス許しやしませんよ
舞台ならギリギリ百歩譲っても
リアルを前提にした映画ですからねこれ

それともう一つ

受付でノルティさんの手を握ってくる
おばあちゃんがいたモーテルでのくだり

シャワー室で
水の出を確かめてるレッドフォードくん
ふと見ると
タオル掛けにタオルは
用意されていなかったの巻・・・

・・・・?

エエエエえええぇぇーーーーッッ!!!???

なんでなんでなんでぇぇぇーーー

水出す前に手前にあるタオル掛け
視界に入ってなオカシイやん
脳検査行け!オッさんホンマぁぁーー!!

という風にですね

脚本の「ふと見ると」を
そのまんま動きで表現してしまってる
演技初心者に違いない老人が
画面上で暴れてなさるわけです

この映画ダメだなこりゃ

とかより

映画中盤でもまだ
こんなことになってる作品
なんかワクワクしてくるわけですよ

この先もっと
とんでもないことが起こるに違いない
ってね

まぎれもない 「カルト」との遭遇

でも

何事もなく終わっちゃいました

単にヘタで
映画的センスに欠けまくってただけ
だったんですね

無駄骨でした

演出と脚本のダブルパンチと申しましょうか
どちらかが一方を補ってりゃ
いい夫婦関係なんですが
どうやらお互いの何が悪いのかを
正確に把握しあえてない関係らしく
私らが幸せならそれでいいじゃん的
視野の狭い世界観で突き通してくるので
何から何まで先読み出来ちゃって
知らぬ間にこっちが作り手の半歩先を
軽々とトレッキングしていることになってます

言わんこっちゃない と
思わず口から漏れそうになったのは
ノルティさんのバーボンの小瓶を
わざわざレッドフォードくんに開けさせて
中身の香りだけ楽しんだノルティさんが
ドクドクと岩肌へ流し捨てるエピソード

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未だにこんなこと
こんだけの時間かけてやってる有料映画
あるんすか!? って
両目をパチクリさせてた私も私なんですけど
左隣にいた女性
私のパフォーマンスに
気づいてくれてたでしょうか?
ただそれだけが心配です

一周まわっても笑うに笑えぬ小ネタやセリフ
現実ではなく映画です
お気軽なしょうもない珍道中です
せめてちょっとした笑いくらい
爺ちゃんが言いそうにない
とびっきりハイセンスなもの魅せてくださいな

息子がショップで
レッドフォードくんに釘をさします
「店員が言った値段聞いて
マジで!? なんて絶対言わないように」
案の定 レッドフォードくん
値段に驚いてそのまんまのセリフ言っちゃいます

・・・なにこれ??

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ここまでスベり倒されると
もはや貴重かもしれないですけど
こっちの赤面も必至です

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メアリーという名のイタい姉ちゃん
(クリステン・シャール)
この人 せっかくいいキャラで
登場してきてくれんだけど
誰かがあらかじめ仕込んだんじゃないか
っていうくらい出方が唐突すぎて
違和感もハンパないのね
まぁトレッキング中のエピソードなんて
唐突でないわけがないんだけどさ
ここで言う違和感っていうのは
あらかじめ皆が喜びそうな
数種のエピソードを用意しておいて
適度な箇所に配置する(ばら撒く)っていう
やり方が見え隠れしてるっていう意味に於いてね
基本 置きに行ってるわけさ
だからただのドタバタなんです
こんなお手軽なシナリオ構築もないわけですよ
イタ過ぎて泡吹いて失神しそうになった
熊ちゃんのくだりだってそう
正視できないレベルよねアレ
川へ落ちちゃうのもそう
モーテルもコインランドリーもレンタカーも
みーんなそうなんです
これくらいエピソードありゃ
まぁまぁ退屈しないでしょ っていうね
それ以上でも以下でもないわけです

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一応原作があるわけで
本の通りやったらこんな感じになりました
かもしれないんだけど
それにしてもせっかく映画にするんだから
もっともっと映画的にアレンジ加えなきゃさ
本読んでる方がいいんだったら意味ないじゃん

ネーチャーを鼻にかけたような音楽も
私的には全くNG
生理的に無理
大自然大好きレッドフォードくんだから
致し方ないのかな?

一番残念なのは
ちょっと歩いただけで
鼻息MAXだったノルティさんが
いつの間にやら普通に
レッドフォードくんと
肩を並べて歩いてたってこと
足手まとい という
せっかくのおいしいカセを
捨てちゃってるってことが
この映画のすべてを象徴してます

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いくらでも横へ広げられるのに
一切それをやらない
テレビで見かける
ちょっとしたトレッキング番組との違いが
私にはわかりません

でも 最後
ゴールせずに断念したっていうのは
私的には ◯ なんです

無理して努力して
達成しなければならないことがある一方
そうではないことも多々ある
っていうこと

原作もそうなのかな?

非常にいい幕切れだと思う

レッドフォードくん
「自然」に肩入れしすぎて
ボケまくらないことを祈ってますよ

 

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