ゴーストバスターズ

2016/08/24 布施ラインシネマ
5/10

褒めようと思えばそれなりに出来るし
貶そうと思えばいっくらでも
ケチョンケチョンに言えたりする
そんな映画ですかね(笑)

結局
そういうスキがかなりあるんで
ディスられまくったのって
そこんとこを突かれちゃったのね
最初はオリジナルメンバーじゃない
ってことから始まって
そこへ便乗したヘイトスピーカー達が
グチャグチャに搔き回したっていう
全くこの映画に携わった人たちにとったら
気の毒という他ないんだけど

でもね やっぱ
映画としての完成度が
どっちつかずなところが
原因の一つでもあるのは
否めないと思うのね

ロックオンされちゃったかぁ

呪われちゃったんだね

後悔先に立たず

親孝行 したい時に 親はなし

これはちょっと違うか・・・

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1984年版をちゃんと見据えつつ
そこへ必要以上に依存もしているスタイル
昨今のリメイクやリブートも同じ感じだけど
ここはとりあえず
ギリギリ合格点あげていいんじゃないかなぁ
って思うけど いかがなもんでっしゃろな?

やっぱまずは
こういうお祭り騒ぎな作品の場合
映画的にどうとか言う前に
どれくらいサービス精神に溢れてるか
なんだと思うのね

旧作のファンをニヤリとさせる
旧作見てない人を置いてきぼりにしない
ヘンテコな「思想」を突っ込まない
たとえ突っ込んでも
分かる人には分かる程度に抑えておく

こういうの 基本形ね

一応ね クリアしてるじゃん

だから ま いいじゃん

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なんかね
見てて潔さも感じるのよ

今回の確か
中国資本はブッ込んでないよね?
なのに ブッ込んでるテイで
中華屋の2階を間借りしてみたり
ワンタンスープのテンドンやったり
アイロニーも結構効いてるのよ
これをチャイナ方向への
「ご機嫌伺い」ととるかどうかのチョイス
楽しみたくないなら好きにしな
ってこと

選択肢を広げてくれてる
なかなかに器ありますよこの作品

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周りのお客さんに
ボッコボコにされた挙句
出禁になる覚悟あんだったら
前の座席蹴りまくって
ポップコーンばらまきながら
遠慮なくホルツマンに
声援送ったっていい勢いでっせ

それくらい自由度が高いかも
って思ってみたり

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ケイト・マッキノン
確かに彼女ムッチャよかったねぇ
二丁拳銃スタイルで
アガるメインテーマバックに
颯爽とお化け退治やらかすくだりは
さすがにちょっと
涙出そうになるくらい嬉しかったっすわ
皆さんが彼女を集中的に褒めるのは納得っす
ただあの役
クリステン・スチュワートでも
見てみたかったなぁ なんてね
思っちゃったりもしました

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最近で言うと
「ピクセル」みたいな空気感ね
要するに 80年代 なんだけど
レイ・パーカー・Jrもゲストに来た
「ベストヒットUSA」全盛期
ジョー・ダンテジョン・バダム
なんかが醸し出してた
つまりはあの頃限定
スピルバーグ的世界観に支配されてた
ユル〜くてなんとなくクリスタルな感じで
人なんて死ななくても
美徳として許されてた生ぬるさ
と同時に
タランティーノを通過してしまったという
自覚も兼ね備えたいびつな会話劇

この辺を楽しめりゃ
元とったも同然でっせ姉貴

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にしても会話部分ねぇ

もうちっとシナリオ段階で
突き詰めてもいいんじゃないかと
結構役者任せの現場のノリで
OK出してんじゃないのかな と
だから編集もちょっとやり辛くなっちゃう
なんか 会話の際のカット割りが
妙に力んでるのね
役者任せにした短所が
ちょっと出ちゃってんじゃないのかなぁ
アドリブに対するリアクションさえ
役者の都合になっちゃうからさ

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私的にはですが
ああなるんだったらカット割らずに
ワンショットでじっくり
ギャグ見せてくれた方がよかったかも
なんて思うんですけど
特にケビン(クリス・ヘムズワース)のくだりね
確かに面白いことやってくれてんだけど
彼の動きを見て反応する女性陣の呼吸が
イマイチ微妙なんで
気持ちよく「笑い」として昇華しきれてないのよ
まぁそこを楽しむって手もあるけど
それは配信なりで何度も見る段階の話かも だし
だから
ちょっと頭のいいお坊っちゃんが
わざとバカなフリしてウケ狙ってるようにも
見えなくもない
お化けに取り憑かれた姿が
本来の彼であるように思えてきちゃうわけさ

となると ダメでしょ?

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会話全体に言えることだけど
ファミリー映画だから
タランティーノ節みたいな無茶な「喋り」
ブッ込めないのね
そこが苦しい
監督はじめスタッフさんたち
確実にそこのジレンマ感じてますよ
やりたくてもやるわけにはいかない
っていうさ

そういう意味では不幸な映画なんです
どうかみなさん
温かい目で見守ってあげてくださいな

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この辺りを補う形での
テンコ盛りのサービス展開と言っちゃ
ちょっとイジワルな気もするけど

まずは
地下鉄構内でのスプレーアート
何描いてるのかを
出来上がった段階まで見せないやつ
予告編見てるから何が映し出されるかは
バレちゃってんだけど
何だかなぁー ・・・
というのは
この際CG使っちゃってもいいから
白い壁に例のイラスト描くのを
ワンカットで
一気に見せてもらいたかったなぁ と
思いません?
もはや80年代ではない
って心意気が欲しいんですよ

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ここいら辺りから
「お化け大会 in N.Y.」
というコンセプトに
生真面目なほど忠実な記号が
散乱し始めます

ピーター・ローレそっくりな敵役や
ファントムゾーンに入った
ゾッド将軍みたいに
二次元空間に閉じ込められたお化けたち

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憑依されて首がグルッと回っちゃう
アビー(メリッサ・マッカーシー)・・・
なんだけど あれ
「エクソシスト」というより
「トータル・リコール(90)」だよね?
実はシュワちゃんだった
おばちゃんソックリじゃんあの顔
ていうか
ジェーン・スーじゃん

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続くは
サンクスギビング巨大バケラッタ
怒り狂っちまったマシュマロマン
となって
ワイヤーくくりつけて
魔界へ堕ちちゃったベイマックスを・・・
じゃないアビーを助けに行っちゃう
エリン(クリステン・ウィグ)

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とまぁ 主だったものだけでも
わんさかあるんだけど

どれもうまく機能してるとは
正直 言い難いです

これに加えて
旧作キャストの取り入れ方も
後づけ感ハンパないし

とにかく派手にデコレーションすりゃ
なんとかなるさ的展開

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でもね
まったく腹立たないわけです

なぜって

旧作に思い入れまったくないから(笑)

好きにやっちゃってください
ってな感じですホンマスンマセン

けど
ロゴ入りTシャツは欲しい
未だにカッチョいいですアレは

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お化けに動かされたケビンが
警官隊に催眠をかけてポーズ決めさせ
ストップモーションにさせるとこね
ちょっといい流れきたんじゃないっすかぁ〜
なんて期待したんだけど
あの後はエンドクレジットまで
お預けになるしね

そのエンドクレジットで見せられるダンスが
面白くもなんともないから
これまた困ったチャン
ちょっと意外なものを期待しすぎたかな?
あれじゃ本編で使えません
納得っす

自分で障壁作って
突き抜けられなくしちゃってる
自業自得パターンなのね
いいとこまでは行くんだけど
そこから先が何にもない

ま いっかぁ

これで解決

それでいいんなら何も申しません

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でもやっぱりもったいない

せっかくのお化け退治
コメディーという
絶好の隠れ蓑があるからこそ
いっくらでももっと
映画的に面白く見せられるのに
そこいら辺への気の遣いようが
ホント欠如しまくってます

せめて
マンハッタン中が
どうにもこうにもならなくなって
バスターズの助けが本当に必要となる
シチュエーション作って
そうなって初めて 民衆の前に
4人揃った彼女らが颯爽と登場するっていう
ベタベタな持って行き方
してくれるだけでも全然違ってたのに

なんて思ってんの
ごく少数なんですかね?

とはいえ
民衆がお化けたちの出現に
ほとほと困ってるようには
まったくもって見えない
ってのがそもそも問題なんだけど

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旧作の人気に依存してる
ってのはこういう意味です
リブートはオリジナルに甘えてはならない
でないと意味をなさない
これ 鉄則です

それほど頑張らなくても
そこそこお客入るから という意識が
そこかしこに垣間見れてしまう
隙間だらけの構成
デリカシーのないアホたちに
その隙間につけ込まれ
アタフタしてしまうほどに
80年代と現在とを隔てる溝は
決して乗り越えられないもの
となってしまったのかもしれませんね

 

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