ヤング・アダルト・ニューヨーク

2016/08/01 大阪ステーションシティシネマ
5/10

見終わってまず思ったこと

「何やったんやろ?」

何か 腑に落ちない

ジェネレーション・ギャップ?
んーーその方向から見ると
何かが抜け落ちてるような気がするし
そもそもそれって
ミスリードさせようとしてるかもしれない
監督の思う壺のような・・・

で ちょっと考えて ある結論に

これ 何のことはない
バカ男が ちょっとしたたか野郎に
うまいこと騙される過程を
延々と見せられるだけの代物
だったんだと

20160802-214719

お好きな方には申し訳ないですが
なーんか納得出来かねる内容です

後出しジャンケン感というか
置きに来てる感と言いましょうか
設定から音楽の配置まで
ことごとくが退屈でした

70,80年代音楽まずありき

これらの曲に見合った脚本となると・・・
みたいな流れで生まれたかのような
レトロ趣味の20代と
うだつが上がらない40代ドキュシネ監督

マンハッタンは聖域として残し
舞台をブルックリンに

子供問題による知人との距離のあけ方

褒められ慣れないことによる
ハンパない催眠のかかり具合

クソ長ったらしいアヤワスカのシーンで
こっちまでウトウトしてくる妙な心地よさ

・・・・

まだあるんだけど・・・
なんかね しっくりハマってくれないのね

20160802-215006

どういう展開で
どういう落とし方するんだろうと見てたら
なんと
ジェイミー(アダム・ドライバー)
コーネリア(ナオミ・ワッツ)の父である
ブライトバード(チャールズ・グローディン)
接触したいが為の
ジョシュ(ベン・スティラー)への接近だったと
判明するわけなんですが

これによって
殺人事件にまで発展するとか
そういうことにでもなれば
話が広がって少しは面白そうにもなるんだけど
リンカーン・センターでグダグダ文句垂れて
逆に総スカン喰らうジョシュの
まぁなんとも情けない背中に同情しなきゃ
俺 置いてきぼりなんだろうな
と危惧してると案の定
なんの解決にも至らぬまま
半分意地であれだけ拒否ってた
子供の存在へ歩み寄り
里親になるのでしょうきっと
という 勝手にしろやボケ!スタイル
ジェイミーの聡明さを遥かに凌ぐのであろう
スマホを使いこなす
シン・ローズマリーの赤ちゃん登場で完結

つまらなくはない
ただ 面白くもなんともない

致命的なのはやっぱ
ジョシュのキャラ付けなんですよ
いつまでたっても
叶わぬ夢を追いかけ続けるイタいオッさん
周りの誰一人として
ちゃんとした助言をしてやれていない環境不全
そういう意味では
コーネリアもちょいイタい嫁です

20160802-215231

ジェイミーが こいつなら楽勝だ
って思えたのは
ジョシュの作品を見たからですよ
こいつバカだからすぐ騙せる って
生まれながらの勘の良さで分かっちゃったのね
講義受けたらやっぱりです
パワポがまともに動かず見てらんない有様
受講生に帰り際
捨て台詞吐かれても何も言えない
ジェイミーくん 成功を確信
すかさずお世辞でおだてまくり
アホ丸出しジョシュは
まんまと罠にハマりまくり

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「裸足の季節」でも思ったんだけど
なんとか頑張って努力すれば
自力で解決できる問題じゃないの? ってこと

こんな奴が
映画監督として成功するわけねぇじゃん
いつまで経っても誰もそう言ってくれないし
40歳超えても自分で気付けないイタさ

20160802-215132

ジェイミーの企みに気付いて
ウラ取りにまわるまではいいけど
その情報を本人にだけ突き付けるのならまだしも
敵のジャケット身にまとい
ローラーブレード履いた意味を
帳消しにするかのごとく地下鉄に乗って
義父がスピーチするアッパー・ウェストまで
嫁に呼ばれてたとはいえ
わざわざ行くべきではなかったと思ってるのは
観客であって決して彼ではなく
艦内から宇宙空間をじっと眺めてたカイロ・レン
シラフではとてもじゃないが対抗できないジョシュは
ジム・ビーム片手になけなしのペライチ武装
やめといた方が身のためだよ
という警告無視して会場内へ突進
身の程知らずとはこのことぞよ と
味方になる予定だった義父にも見限られ
ディベート合戦にさえならずに撃沈

これ ただのバカですよね

640-23

普通 会場へ行くまでに
自分が絶望的に不利であると気づくでしょ
そんなことに気づきもしない
むしろ言い負かして勝ち誇ってやると言わんばかりの
周りがなーんにも見えていないイタさしかない行動
こんな奴の作った6時間映画
商業ベースに乗るわけないじゃん
見る前から独りよがりなのバレバレです

あぁこういうことってあるよなぁ って
ならないわ さすがに

自業自得じゃん
騙されてたあなたにも責任がある ってことね

こんな野郎の騒動に 90分強
なんで付き合わされなきゃならないのか

「何やったんやろ?」とは このことです

20160802-214758

今時まだ
ドキュメンタリーとフィクション
なんて命題を立ててるお調子者
「FAKE」でも見せてやったらどうですかね
こんなのドキュメンタリーじゃない!
って大声出しそうで マジ怖いです

こういう分かりやすいバカを
ポーンと物語へ放り出して
うまく人に利用される光景を
エゲツなくならない塩梅で提示することで
ちょっとした知性をも感じさせる手法

まさにこれ
ジェイミーがやってたことと
そんなに違わない気がするのね
ジョシュとはつまり 監督ではなく
我々観客の方ですよ

まぁこれは考えすぎだと思うけど

でもね
とってつけたようなジェイミーと
ダービー(アマンダ・セイフライド)
レトロ生活スタイル
レコードの趣味とその並び具合
現役のタイプライター
デジタル機器へ依存する
珍しくもない生活風景との対比となる
ヒップスターぶった
鼻持ちならないライフデザイン
もぉこうなっちゃうと
ファンタジーとしてしか見れませんわ
私としては

どこまでがジョシュを騙くらかすための
ジェイミーの設定なのか
曖昧に放置しているという意味でも
映画の企みがジェイミー的で
そのいかがわしさは買いだとしても
方法論が少々稚拙なようにも思えるんです

20160802-214912

ただし
その辺のいやらしさを
アダム・ドライバーが見事に演じてくれてるのが
救いといえば救いかな

いるいるこういう抜け目ない奴 てのを
そのまんまやってくれてますよ

自覚症状あるのかないのか見極めがし辛い
間抜けを装ってボーッとしたキャラ付け
ピッタリでした

彼ならカイザー・ソゼ やれそうです
リメイクの際は是非

 

20160802-215059

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