日本で一番悪い奴ら

2016/06/26 布施ラインシネマ
6/10

んーーーーーーーー

てな感じですな(笑)

135分ですか

長いのに全く退屈しないのね
次から次へと展開してくれるんで
面白いってことは
認めざるを得ないんだけど
なんかブッ飛び感がないっていうか
それなりっていうか
どうもムズムズしちゃうわけ

・・・・

なんなんだろうねこれって?

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「凶悪」の時も同じ感じはしてたの

あの作品みなさん
怖かった怖かったって
口揃えて言ってたけど
正直それほどでもなかったわけですよ
私としましては

なんて言うのかなぁ
どっかでリミッターがかかっちゃってる
怖さなのね
突き抜け感が過剰に不足してる
って言うのかなぁ
不足じゃなくて 無いんだねこの場合

ピエール瀧にしても
リリー・フランキーにしても
ちゃんと演技してるし演出されてるし
とりあえずは ちゃんと怖いわけですよ
でもそこからが無いっていうか
その向こう側が見たいんだけど
私の考察不足も手伝ってか
見えてこなかった

「怖いよぉ 怖いよ本当に」
って言われて入ったお化け屋敷
出てきた1発目の感想は
「あー怖かったァ〜」なんだけど
たいした余韻が無いもんだから
「さぁ 次行こっか」と
フリーフォールをそそくさと目指す
っていうね
尾を引かないんです

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で 今回はというと

同じような状況です
あくまで私の感想ですよ

話の流れを作る手際はいいと思う
退屈しなかったということも
それを証明してる
笑いのセンスもいい
あの前半のブッ飛ばし方は爆笑もんです
綾野剛の一番いいとこを抜き出して
突っ走った感があって
ムチャクチャにハマってる
道場で寝技かけてる
なんのことはないシーンからして
とぼけた感じが前面に出てて素晴らしい
その後の
なんで俺みたいなのが警察官なんだ?感ね
ピエール瀧とのクラブでの絡みも
スロット打ってる奴ポコポコにして
無理矢理Sにしてしまうくだりだとか
そいつが顔面凸凹のまま
組事務所でお茶持って来た後
現れた中村獅童と怒鳴りあう呼吸なんて
もぉずうーっとこっちは
声出して笑いっぱなしですから

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警視庁からやってきた音尾琢真
装っただけの正義感を隠しきれない
汚れ具合も抜群
何かと言やぁブチっときて
蹴りを入れる剛ちゃんの
キレッキレな動きもGOOD
エロエロ星からやってきた瀧内公美との
我慢限界ベットリ濡れ場は
もっともっと見てたかったし

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じゃ何だよその煮え切らない態度は
ってなるんですが

このままコメディー側へ傾き加減のまま
テンション一定量維持で
どんどん突き進むなんてゆくわけもなく
誰もが思い描いてた通りに
シリアスな向きへ立て直しにかかるわけで
それはそれでいいんだけど
そうなると焦点は
チャカの大量奪取のための
シャブの税関スルー大作戦へ行き着くまでの
場つなぎ段取り展開
なんて言い方まですると ちょっと失礼な
なんだかんだ色々あってだなーの流れに乗った
綾野節で何とか持たせてくれるものの
やっぱどっか頭打ち的な既視感が
随所に感じられて
面白いんだけど・・・
というモヤモヤが消えないまま
主人公は夕張に飛ばされてしまうんですわ

なにグダグタ言ってんだか
だんだん自分でもわかんなくなってきましたけど

ズバリ 満足には至っていない

ってこってすハイ

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正直 綾野剛が柔道家にはどうしても見えない
あの背丈で体つきで柔道やってる人なんて
ザラだと思うんですけど
ずば抜けて強い選手だと思い込むには
かなりこっちが歩み寄る姿勢でなけりゃ無理よね
ちゃんと技かけて路上で暴れてはくれてますけど
ああいうの見せてくれててもまだ半信半疑

ま それはいいですわ
単に個人の見解ですから
気になさらないでください

あとついでに言わせてもらうなら
芸人さん2人のキャスティングね
こんな顔だけど生粋の日本人です
ってことをウリにしてる植野行雄
外国人役にあえて起用してるのと
極度のマザコンネタでドン引きさせる
木下隆行をボスキャラに仕立ててるのは
いかがなもんでっしゃろかいなぁ と
私 不幸にもそういう情報
知ってしまってるもんで
なんとも複雑でしたぁ
マザコンのボスって案外多いんだけどね

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そんでもってまた
綾野剛に戻ってくるんだけど
やっぱ彼って
コメディ側へ寄りかかってないと
しんどい部分まだあると思うのよ
そういう意味でも
「ピース オブ ケイク」って
ピッタリの役だったのね
逆に「カーネーション」での
尾野真千子の恋人役っていうのは
ちょっとしたしんどさがなきにしもあらず
かと思うと「最高の離婚」じゃ
空気読めない旦那役でツボってたし
「リップヴァンウィンクルの花嫁」じゃ
彼じゃなきゃ誰がやるってぇのこの役
だったしね
意外だけど
「天空の蜂」のシリアスな役柄は
結構イケてた気がする
映画自体は散々でしたけど

今回も夕張パートからの彼
なんだか違和感しかないのね
あくまで個人の見解ですから

老けメイクしてそれらしい演技してるけど
変装してるようにしか見えなかった
「死亡遊戯」
バッグから銃を取り出すコリーン・キャンプ
を制止するじいちゃんに変装した
ブルース・リーみたいだったなんて
言ってませんからね
やめてくださいそんなデマ流すの

ま おもしろかったんだけどね
どないやねん!?

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刺青女や自らが
シャブ中になってくとこなんて
ちょっと「さらば愛しき大地」
ニオイがしてくるしさ

とはいえ
公衆トイレで首吊ってたり
拘置所の便器横で息絶えてたり
っていう描写の流れは
やっぱスコセッシの方が一枚上手だわ
って思ってみたり

ピエール瀧のその後も
見てみたかったかなぁ とか

いいとこもそうでないとこも
ひっくるめて色々あるけど

突出した瞬間てのが
結局なかったなぁ と

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「凶悪」を思い出す時
まず頭に浮かぶのがやっぱ
あの一瞬にして時系列が整った
気味悪い瞬間なんですよ
リリー・フランキーが家から出てくるとこを
山田孝之が車内で連写してるっていう
そのリリーがチラッとこっち見て・・・

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「共犯」という関係性を
カット1発で解らせてしまったあの手腕
ただ あの部分が凄すぎて
他の場面が陰ってしまってるっていう
皮肉なことになっちまってるのも事実で
いい意味じゃない方の
バランス崩壊を起こしてしまってるのかも
そんな気もします
怖い奴らですよぉって
ピエール瀧の逆鱗のポイントを
不可解なものにしたりするんだけど

結局は そういうの 今作のことも含めて

やっぱ 誰かが 以前 どっかでやった
ことの再現なんですよね

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描写力によほどの突出性がない限り
その場その時では面白くても
すぐに薄い記憶として
他の何かに溶け込んで消えてっちゃう

現実にそういう人間を知ってる
そういうカラクリ聞いたことある
って事実に打ち勝てる
もう1つなんでもいいから欲しいな と
でなきゃ こっちが
半歩前へ出ることになっちゃうから

今回も そんな感じでした

面白かったんだけどね
どないやっちゅうねん!

 

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